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ざんねん褌
斥力構体+杉登試験場+ボックスカルバートゲート
「斥力構体」と呼ばれる浮遊物体が存在する世界の話です。
昭和36年5月15日の杉登第二構体試験場と上内野施設との転換実験の失敗により、
どこかの惑星と繋がってしまった静岡県杉登地区(架空です)に住む高校生達の調査活動を
メインとするシリーズになっています。そこは高校生達が「彼等」と呼ぶ、ちょうと変な好奇心を
持つ異世界(異星人)により観察されていて、彼等は何かと高校生達に接触してきます。
なおどの話もワザと完結しないようにできているので、何かモヤモヤ感が拭えません。
斥力構体
1980年代の静岡県立蓑川高等学校・科学部の話です。
屋上で実験飛行させていた斥力構体が突如暴走した。
ほぼ時を同じくして部室の壁から袋に入った少女(千浜令子)が出てくる。
どうやら一緒に入っていた斥力構体が暴れて壁が壊れたらしい。
彼女の持ち物から15年前に失踪(人工冬眠)した事が分かり、
千浜は先代から斥力構体の実験を引き次いでいたそうだ。
ただ現部長の56年前の祖父と同級生?でもあったようで、謎が深まるばかりだ。
そして翌日部長は千浜の指導の下、斥力構体に乗らされると何かを見る事に。
なおこの話には褌姿は出てきませんし、シリーズ最初の話ですが、他の話とは世界は同じですが
共通の登場人物がいません。
杉登試験場
1986年7月のある日、浅羽加菜子に廃墟に呼出された杉村は大きな反射板のような施設を見つける。
施設近くの池の畔で、加菜子と杉村は持ってきた水着に着替えてから池に入る。
すると、穴に吸い込まれて四角い排水溝から飛び出ると、そこは池を渡ったところだった。
そこから進んで目的地に着くと、そこには四角い排水溝のようなものがいくつか埋まっている領域があった。
そこは昭和32年に建造された反射板を動作させて出現したところで、どこかの異空間と入れ替わっている
場所だと加菜子が説明した後、加菜子は杉村に領域内である物を取ってきてほしいと依頼する。
杉村が水着のまま領域に入ると、なんと水着が溶けてしまう。そこで加菜子が取り出したのは褌だった。
加菜子はどうやらこの領域について色々知っているようだ。
ボックスカルバートゲート
昭和36年の転換実験の失敗により、杉登にあった村が何処かの惑星の土地と転換してしまった。
それから25年後。そこで生活する人々の前に反射板が現れた。
同じ頃、杉村と浅羽加菜子の二人は例のごとく回収作業の日々を送っていたが、その帰り道で
迷いこんでしまい転換先の村人達と遭遇する。どうやら二人は「彼等」により誘導されてここまできたらしい。
事実を知った二人は提供された資料と村の少女一人(涼と呼ばれている)を連れて来た道を辿って地球へ
帰還する。
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