めじめや

どろろ  


漫画の神様である手塚治虫による漫画が原作で、戦国時代、妖怪から自分の身体を取り返すべく
旅する主人公の少年「百鬼丸」と、彼に付き従う子供の泥棒「どろろ」の戦いの旅路がを描かれています。
そして1969年と2019年の2度、アニメ化されています。(パイロット版を除く)
題名が「どろろ」であるにもかかわらず、主人公は「百鬼丸」である点が変わっています。どろろの目を通した
百鬼丸の成長の物語という訳でもないようなので不思議です。

で、主人公の「百鬼丸」ですが、彼は彼の父が魔神像に天下取りを願い出て(2019年のアニメでは隣国との戦いで自国の安寧を願ってたような?)、その代償として百鬼丸は生贄になり、赤ん坊の時に身体の48箇所を
欠損した状態で生まれ、化け物としてそのまま川に流され、捨てられてしまいます。
つまり目も耳も両手足も何も無い達磨より酷い身体で捨てられたのですが運良く義足専門医者に拾われた
おかげで成長してから百鬼丸と名乗って自分の体を奪った元凶である48の魔物を1匹ずつ倒すごとに、
奪われた部位が徐々に戻っていくという、まるでRPGのような妖怪退治の旅を続けるお話なのです。

もう一人の主人公である「どろろ」は、百鬼丸が旅の途中で出会った孤児で設定上は盗人です。
彼(実は僕っ子なのです)は百鬼丸を「あにき」と呼んで慕っているのですが、当初は百鬼丸の義手に
仕込まれた刀に目をつけて後を付け回していました。
根はやさしく強固な精神力と勇敢さを併せ持つキャラですが、実は何か秘められた謎を背中の紋章に
宿していて、「百鬼丸」とは別の物語が進行します。

さて、ふんどし女子的には、時代が時代なので、絶対パンツは描かれないはずですが、アニメでも褌姿の
女子は出てきませんでした。
で、主人公の「どろろ」ですが、前述の通り僕ッ子、つまり女の子な訳ですが、少年のように描かれて、
少年のように振る舞う為になかなか正体が判りませんでしたが、物語が進むにつれてなんとなく
「もしかして・・・」という感じになり、ある時女の子である事が明かされるという感じでした。
そんな訳で「僕ッ子=ふんどし女子」という同人誌的なネタになりやすいキャラなのですが、あまりに幼すぎるので
男性向けの同人誌では「どろろ」を題材にした作品はあまり見かけません。


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同人誌
どろろでぽん!